高性能防食鉄筋
- お問い合わせ先
- 0467-70-4191(須藤)
- エポキシ塗装鉄筋と同等の防食性能
- コンクリートとの付着強度を確保、定着長、重ね継手長の延長不要
- 塗膜の損傷に対する抵抗性
- 優秀な耐候性
一般財団法人 沿岸技術研究センター
『港湾関連民間技術の確認審査・評価事業』取得 ( 評価証第16001号 )
概要
サンドグリップバーは、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂で被覆し、その周囲に珪砂を付着させた鉄筋です。
PVB樹脂によって塩化物イオンの浸透を大幅に抑制し、珪砂によりコンクリートとの付着強度を向上させています。
PVB樹脂は伸び率が大きい樹脂であるため、鉄筋の運搬、加工、組立等に伴なって生じる樹脂塗膜の損傷を軽減できます。
- お問い合わせ先
- sudou-tadashi@kawanetsu.co.jp(須藤)
サンドグリップバーの外観
特長・効果
防食性
土木学会『エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いる鉄筋コンクリートの設計施工指針』の品質規格を満足し、エポキシ樹脂塗装鉄筋(以下、EP鉄筋)と同等の耐久性を確保できます。
コンクリートとの付着性
鉄筋周囲に付着させた珪砂の効果により、コンクリートとの付着は普通鉄筋と同等以上となります。EP鉄筋の場合、定着長さを18%以上大きくすることが必要ですが、サンドグリップバーの場合はその必要がありません。
施工性
PVB樹脂はエポキシ樹脂に比べて伸び率が大きく、変形に対する追従性が高い樹脂です。これにより、施工時の衝撃や曲げ加工による塗膜の損傷が生じにくく、タッチアップ補修に要する労力を低減できます。
コンクリートとの付着強度
曲げ試験後
曲げ加工後の外観
サンドグリップバーの製造工程
サンドグリップバー切断面
サンドグリップバーの品質
試験項目 | 試験方法 | サンドグリップバー品質基準 |
---|---|---|
外観 |
JSCE-E 102 | 塗膜が均一で、たれ、突起、異物付着の著しいものが無いこと。 |
塗膜厚さ |
JSCE-E 513 |
300±100μmで、その範囲を超える頻度が10%以下であること。 |
ピンホール |
JSCE-E 512 |
D19以下は、5個/m以内。 D22以上は、8個/m以内。 |
曲げ加工性 |
JSCE-E 515 |
5本曲げ加工した後、塗膜のクラックの発生頻度が20%以内。 |
耐衝撃性 |
JSCE-E 514 |
撃芯が当たった部分の周囲で、塗膜の破砕、割れ、剥離、浮きなどが無いこと。 |
付着強度 |
JSCE-E 516 |
塗装鉄筋の最大付着応力度が無塗装鉄筋の100%以上であること。 |
塗膜硬度 |
JSCE-E 519 |
鉛筆硬度Fで手掻き、塗膜に傷が無いこと。 |
耐食性 |
JSCE-E 518 |
平均発錆面積率が0.5%以下であること。 |
ピンホール検査
膜厚検査
曲げ加工検査
PVB樹脂の特長
PVB樹脂 引張試験状況
エポキシ樹脂 引張試験状況
引張試験(強さ 伸び): ASTM D638 TYPE-Ⅰ試験片による
試験機:INSTRON 5966型 30kN容量チャック接触式自動伸び計
一般財団法人 沿岸技術研究センターによる『港湾関連民間技術の確認審査・評価事業』評価証 第16001号
サンドグリップバー ご使用上の注意
- 一般の被覆鉄筋と同様の取り扱いで加工及び施工が出来ます。
- 塗膜の損傷に対しては専用の補修塗料をご使用ください。