代表ごあいさつ
若い人の、自主性と新しい感覚に期待。
「川熱」はいま、次のステージへと一歩を踏み出しています。
製造業、建築業をはじめ、高度な自由化大規模なシステム化が進行する産業界。プレス機器や工作機械等の多彩な機械・設備、そして大規模な建築構造物等のさまざまな構成部品類にも、より高精度で経年変化のない高い品質が求められています。こうした背景から鉄鋼製品における熱処理は、あらゆる産業界の基礎を支える、大切な一分野になっているといえます。
熱処理において豊かな経験と実績を誇る「川熱」。
その大きな特長は、「50トン以上にもおよぶ超大型溶接構造品まで扱えること」、さらに「熱処理からブラスト、防錆塗装まで一貫して行えること」など、競合他社には見られない先進かつ高度な技術をもつことです。「川熱」では、これらの特性を最大限に生かし、また、熱を扱うノウハウをすべて駆使しつつ、特殊粉体塗装(樹脂コーティング)という新しい表面処理方法を開発。新分野の開発とともに、当社の中心的事業とすべく積極的に取り組んでおります。
また、職場環境においても、保養所等の拡充、自動化・機械化等による作業の合理化など、健康で快適に働ける職場環境づくりを推進中です。
こうした環境整備等を進めるにあたって、当社では、社員の自主性に基づく新しい感覚に大いに期待しています。上からの指示で動くのではなく、委員会制などにより、自分たちで積極的に会社を動かしていく…
この姿勢があってこそ、はじめて自分にとってやりがいのある仕事が見つかるといえるでしょう。会社の活発な事業展開と、こうした社員ひとりひとりの活性化の中から「川熱」はいま、次のステージへと新しい一歩を踏み出しています。
代表取締役 川崎 一郎
環境方針
1.環境方針達成のため、環境目的及び目標を定め、その達成に向けて環境活動の推進に努めます。
2.事業活動によって生じる環境に与える影響を認識し、環境汚染の予防に努めるとともに、環境保全活動を推進します。
3.環境に関する法規制を遵守するとともに、当社が同意するその他の要求事項を守ります。
4.環境パフォーマンス向上のため、環境問題に対する認識を深め、環境マネジメントシステムの継続的改善に努めます。
5.全社員へ環境方針の理解と環境情報の周知徹底を行い、環境保全に関する意識の向上を図るとともに、この環境方針を社外に開示します。
株式会社川熱は、以下の各行動指針に従って、目的や目標、運営活動を設定し、実現に向けた活動を推進していきます。
2020年6月1日
株式会社川熱
代表取締役 川崎 一郎
品質保証
川熱が一番力を入れているのが、品質。近年では、量から質へと消費動向が見られる様に品質がポイントになります。
お客様の製品により、すべての仕様が異なり、その仕様に沿った製品に仕上げるには、今までの経験と実績、それと厳しい品質管理が必要です。
ISO9001、ISO14001を取得し、お客様により良い製品をお届けし、満足し続けて頂くことが、「川熱」のモットーです。
各種計測機器
硬度計 | エコーチップD型 マイクロビッカース MVK-E ロックウェル硬さ試験機 ブリネル硬さ試験機 ショア硬さ試験機D型 |
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膜厚計 | 電磁式膜厚計(鉄素地用) 渦電流式膜厚計(非鉄素地用) |
塗膜試験機 | 引っかき試験機 デュポン衝撃試験機 落球衝撃試験機 |
探知機 | 乾式ピンホール探知機 湿式ピンホール探知機 |
粗さ試験機 | サーフテスト |
組織観察 | 倒立型金属顕微鏡 PME3-411B |
資格保有者
1級熱処理技能士 | 4名 |
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2級熱処理技能士 | 13名 |
防錆管理士 | 8名 |
溶射技能士 | 3名 |
有機溶剤作業者 | 3名 |
会社概要
商号 | 株式会社 川熱 |
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所在地 | 本社・工場 第二工場 第三工場 第四工場 岩手前沢工場 |
代表者 | 代表取締役 川崎 一郎 |
設立年月日 | 昭和62年7月28日 |
資本金 | 9,800万円 |
従業員数 | 本社・工場 技術職員 11名 事務職員 13名 作業職員 68名 計 92名 |
所属団体 | 日本金属熱処理工業会 東部金属熱処理工業組合 日本熱処理技術協会 日本溶射工業会 防食溶射協同組合 日本パウダーコーティング協同組合 通信電線線材協会 |
認定 | ISO9001取得範囲※本社工場 ⁄ 第二工場 ISO14001取得範囲※本社工場 ⁄ 第三工場 国内原子力発電所機器部品の熱処理・ショットブラスト・塗装加工の認定取得 ASME規格による原子力発電所機器部品の熱処理加工の認定取得 熱可塑性粉体塗料の塗装装置特許取得 |
取引銀行 | みずほ銀行 厚木支店 日本政策金融公庫 厚木支店 静岡銀行 大和支店 横浜銀行 長後支店 |
組織
一貫した設備で、多彩な加工を実現します。
熱処理からブラスト、コーティング処理まで、川熱では、一貫したシステムにより、多彩な素材に対して、常に適切な処理・加工・仕上げを行っています。
電気炉で行う溶接試験材料などの小さいものから、プレス機器のフレームなど50トンにもおよび大型溶接構造物まで、幅広い規模の熱処理ができる、充実した施設・設備を保有。
ここに素材特性を生かす「川熱」独自のテクノロジーが生かされています。
川熱では、業界でも有数の大型熱処理炉をはじめ、ブラスト防錆加工、コーティング処理など一貫した設備を保有。
これらの設備を駆使して、車のボディをプレスする大型プレス機器のフレーム、旋盤やフライスなどの各種工作機械の部品、プラント配管部品など、多種多様な溶接加工・機械加工品の熱処理・ブラスト・防錆・コーティング処理を実施しています。
さらに川熱は、試験・検査設備も充実。硬さ計、金属組織顕微鏡、膜厚計などをはじめ、品質管理及び検査結果を調べるためにさまざまな測定器を導入しています。
また、トレーラー、貨物自動車などの輸送力も備えています。
沿革
- 昭和26年
6月13日 - 川崎市日ノ出町71番地に、有限会社川崎製作所設立。 機械加工及び製缶業を営み、主として電源開発・油圧バルブ及び自動化機械を製作開始する。
- 昭和35年8月
- 株式会社川崎熱処理工業所と名称変更し金属熱処理加工業に事業転換する。 資本金200万円に増資する。
- 昭和42年9月
- 海老名工場完成、熱処理、製缶業を開始する。
- 昭和45年5月
- 綾瀬工場完成。ショットブラスト・塗装業を開始する。
- 昭和54年10月
- 綾瀬市小園中原910-2に工場敷地6,636,41 m²を取得し、小園工場完成。
海老名工場を閉鎖し、小園工場に全面移転。熱処理、ショットブラスト・塗装業を開始する。 - 昭和58年6月
- 小園工場に真空熱処理炉設置。
- 昭和62年7月
- 株式会社 川熱を資本金3,500万円で設立(旧小園工場)、株式会社川崎熱処理工業所より分離独立する。
- 昭和63年5月
- 本社工場に粉体塗装工場を設立する。
- 昭和63年8月
- 炉燃料のLPガスプラントを廃棄し、都市ガスに転換する。
- 平成2年5月
- ガス炉コントロールをデジタル自動化(UCS)とする。
- 平成 2年9月
- 第二工場完成。鋼管柱の粉体樹脂コーティングを開始する。
- 平成 3年4月
- 資本金9,800万円に増資する。
- 平成4年11月
- 新社屋完成。
- 平成10年6月
- 第二工場増築完成。(大型炉を利用した多目的な粉体設備導入)
- 平成16年4月
- ISO9001取得
- 平成18年10月
- 三島工場を設立
- 平成22年1月
- 第三工場完成(ワイヤーコーティング工場完成)
- 平成22年4月
- ISO14001取得
- 平成22年9月
- 第二工場 二階にラスパート工場完成
- 平成26年2月
- 岩手前沢工場完成。エポキシ鉄筋の製造を開始する。
- 平成28年
- 第四工場完成
- 令和1年
- 代表取締役に就任
取得特許
熱可塑性粉体塗料の塗装装置 | 特許第1989052号 |
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熱可塑性粉体塗料の塗装方法 | 特許第2103795号 |
熱可塑性粉体塗料の塗装方法及びその装置 | 特許第2681626号 |
テーパ管に熱可塑性粉体塗料を部分的に 塗装する方法及びその装置 |
特許第2805292号 |
塗装用パイプの保持装置 | 実用新案登録第2103254号 |
有底パイプ加熱用高周波炉 | 実用新案登録第250210号 |
防食鋼材 | 特許第5424907号 |
高耐久性防食鋼材の製造装置 | 特許第5518912号 |
防食皮膜付き鉄筋棒の製造装置 | 特許第5680604号 |